暗いは明るい、明るいは暗い。: いつかきっとドットコム

暗いは明るい、明るいは暗い。

2008年05月25日 Comment(0) Trackback(0)

次の2枚の写真は、ほとんど同じ時間に、
同じ条件(カメラもレンズも絞りも露出も)で撮ったものです。

暗い
こちらの写真は、
明るいところにピントを合わせたので全体的に暗くなりました。


明るい
一方こちらの写真は、
暗いところにピントを合わせたので写真全体が明るくなりました。

私がこの写真を撮ったとき、
自分の中には陰影礼賛のイメージがありました。
古民家の天井からぶら下がった大きな鈴が、
ぼんやりとした暗さの中にあるさまを撮りたかったのです。
ですが、明るすぎたり暗すぎたりで、
どちらもtoo much な感じでうまくいきませんでした。

これはカメラ内蔵の露出計がフレーム内の光量を計り、
コンピュータが良いと判断した数値の結果なのです。
コンピュータがベストだと思って撮られた写真が、
必ずしも撮影者である私にとってベストとは限りません。

シャッターを押せば写真は撮れます。
撮れるには撮れるものの、自分の思いを映した写真を撮るためには
露出とか絞りとか、そういうちょっと面倒に思えることを、
少し知っているだけで自分の思いに近づけるのかもしれません。

なんとなく、これって人の気分と似ているかも。
光量を加減する露出を補正することで写真が変わるように、
気分が暗くなった時、自分なりの露出補正をすればいいんじゃないかな…。

オートセンサーが万能じゃないってことを、カメラが教えてくれた気がします。

+ + +

私にとっての裁縫は、気分がプラスに向かう露出補正のようなもの。
あの日のワンピースを仕上げられぬまま、
なかなか裁縫箱を開くことができないでいるけれど、
それはまぁ、自分に篭らずにすむオッケーな日々とも言えるのかな。


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