尾瀬湿原にニホンジカが増えている。: いつかきっとドットコム

尾瀬湿原にニホンジカが増えている。

2008年08月21日 Comment(2) Trackback(0)

「尾瀬の恩人」「尾瀬の父」武田久吉先生

いつか行きたい場所のひとつに尾瀬があります。
夫の恩師が「尾瀬の自然を守る会」の活動をしていることもあり、
尾瀬に関するワークショップや自然観察会に幾度となく参加していますが、
まだ一度も尾瀬に行ったことがありません。

それは…。
尾瀬に行かないことが一番の保護だと、そう聞かされているからです。
人が一番自然を荒らす存在なのですね。
どんなにゴミを持ち帰っても、木道のみの歩行を守っても、
靴底に付いている小さな種や菌などが原因で、
外来植物が蔓延っているのが現状です。
繁殖力の強い外来種が一度広まると根絶することは難しいとのこと。


あれやこれや、尾瀬にはいろいろな思いがある私ですが、
今朝テレビが伝えていた尾瀬湿原にニホンジカが増えて困っている、
とのニュースを観て絶句してしまいました。
ニホンジカの増殖にではなく、その中のコメンテーターの発言に、です。

増えすぎたニホンジカ対策が何パターンか紹介されていたのですが、
そのひとつに「ニホンジカの捕獲・駆除」が挙げられていました。
曰く、環境省の許可があればニホンジカの駆除が可能になるが、
尾瀬は木道しか歩いてはならないというルールがあるので、
駆除したあとに運び出すことができない云々。

それを聞いていたコメンテーターが、
「その時だけ木道以外も歩いていいとの例外措置をとったらどうなの?」
「そうそう、そうすることで尾瀬の自然を守れるのだから」
と発言するのを聞いて、私は絶句してしまったのでした。

湿原を踏みつけるとそこに生えていた植物が再生するまでに100年の時間を要するのです。湿原はひと踏みされるだけで復元が不可能なほど痛んでしまうのです。

なんで尾瀬は木道のみしか歩いてならないのか…。
なんでニホンジカが尾瀬に増えてしまったのか…。
なんで尾瀬に外来植物が増え固有種が絶滅に追い込まれているのか…。
元をただせば、すべて人間が起こしたことに由来しているのです。

テレビでの発言がどれだけ影響力があるのか、
出演している人たちはホントに分かって発言しているのかな。
肝に銘じて欲しいな、それを真に受けてしまう人もいるのだから。

そういえば、以前、医療問題をテーマに話し合っているとき、
あるコメンテーターが「アメリカの医療ドラマERでは、こんな時に…」
と言いかけたとき、他のコメンテーターに「ドラマの話を今ここでしてほしくない!」と、
強い語気でたしなめられるシーンを観たことがあります。
これはもう論外ですけれど。

テレビで情報を得る時代は終わったように思います。
少なくとも我が家のテレビが映すのは、スポーツのライヴ中継とBSの映画やDVD。
それらがほとんどを占めるようになりました。

【今日のいつかきっと】
夏が来れば思い出す遥かな尾瀬、遠い空~♪
私にとって尾瀬は、遠くにあって思うもの、かな。

powerd by 楽や


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commentコメント

私も同じ事を感じます。
息子が富士山に登りたいって言い出しているのですが、この夏もすごい人が行列をなしているそうで、ゴミの問題も深刻なんだろうなあ...と思うと、とても行く気になれない。
屋久島も行きたいけれど、しかり。
自然を守るには”行かない”事が一番だと、それはすごく感じてます。

ニュースの伝え方もあたしもいつも嫌だなって思います。
猿やシカやイノシシの被害を伝える報道をするたび
動物がすべて悪い様に報道していて、これを見ている人はどこまで間に受けてしまうのか?と本当に悲しくなる。
テレビの報道ってどんどん質が悪くなっているように感じますね。

■ りんさん こんにちは。

いきなり涼しくなりましたねー、風邪などひいてないですか?
富士山、日本人なら一度はと思うものの、
私も一度も登ったことがありません。
ま、私の場合、
気がついたら登頂できる体力がないお年頃になってしまったんですが 笑。
清掃登山とかもありますし、息子さんの希望を叶えてあげた気もしますね♪

東京では渋谷の猿がニュースになっていますが、
これもお祭りのように騒いでどうすんのー、って感じです。
まったくなぁー、ですね。

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